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作業療法士は、勝ち組なのか負け組なのかと言われると、皆さんはどのように答えますか?
私は、作業療法士は負け組なのではないかと感じています。
しかし、何をもって負け組と勝ち組が決まるのかは、人それぞれの価値観によります。
やりがいがある仕事が勝ち組という考えや、人の役に立つ仕事だから勝ち組だと感じる人もいるでしょう。
今回は、何をもって作業療法士が勝ち組ではないといえるのか。
そして、作業療法士が負け組になってしまわないためには、どのような対策を行うべきかという点について解説していきます。
※私自身作業療法士として働いており、作業療法士に魅力があることは重々承知です。作業療法士=負け組と判断するか否かは人それぞれの判断によるでしょう。今回は、一般的に負け組と言われる基準から作業療法士の立ち位置を判断していきます。
作業療法士はとにかく給料の低い職業です。
給料が低いことから作業療法士は負け組だと考える方も多いでしょう。
しかし、作業療法士でも適切な転職を行えば年収500万円は狙える可能性が十分にあります。
作業療法士の転職エージェント『PT・OT・STワーカー』を利用すれば、他の求人サイトにはない非公開求人が多く存在しているため、理想の職場に就職できる可能性が大幅に増加します。
作業療法士でも勝ち組になりたいという方は、是非利用してみてください。
【作業療法士は勝ち組ではない】負け組にならないためにすべき対策
では、早速作業療法士が勝ち組ではないといえる理由や負け組になってしまわない方法について説明していきます。
そもそも負け組の判断基準は?
作業療法士が、負け組か勝ち組かという話をしていますが、そもそも『負け組』の判断基準は何なのでしょうか?
作業療法士はやりがいがある仕事ですし、作業療法士に魅力を感じているからこそ私自身も作業療法士を継続しています。
今回、作業療法士が負け組とされる判断基準として『大卒がシブシブ働く「負け組」職業の3つのポイント』という記事を参考にし、話をしていきます。
この記事で紹介されている、負け組の判断基準は以下の3つです。
・年収
・プライベートな時間
・やりがい
作業療法士が勝ち組ではないといえる理由
負け組の判断基準から見た作業療法士は、職場にもよりますが少なくとも『年収が低いこと』や『プライベートな時間が少ない』ということが当てはまります。
やりがいに関しては、かなりある仕事であると感じますので当てはまらないといって良いでしょう。
このことから考える、作業療法士が勝ち組でない理由は以下の3つです。
作業療法士が勝ち組でない理由
- 給料が低い
- 学歴が低くてもなることができる
- 業務内容はハード
1.給料が低い
作業療法士の給料が低いというのは、作業療法士として働く皆さんが感じていることでしょう。
実際、作業療法士の平均年収は全国の年収を下回るものとなっています。
作業療法士の平均年収は408万円。
全国の平均年収は国税庁によると461万円(国税庁)であることと比較すると作業療法士の給料は低いと断言できますね。
作業療法士の給与 |
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平均年収 | 408万 |
平均所定内給与額 | 28.1万 |
年間賞与及びその他特別給与額 | 70.2万 |
全国の平均以下の年収である作業療法士は、『年収の面で負け組』と判断して良いでしょう。
また、年収が低いという面だけではなく、昇給・昇進が少ないということも考慮すると作業療法士は将来性がないと判断できそうですね。
ただ、それだけで作業療法士に将来性がないというのは早計です。
詳細は以下の記事に記載していますので、参考にしてください。
2.学歴が低くてもなることができる
作業療法士は、学歴が低くてもなることができる職業です。
作業療法士になるためには、養成校を出て国家試験を通過する必要があります。
作業療法士養成校(専門学校・短大・大学含む)の偏差値は、39~50前半ほどと低く、養成校への入学は比較的簡単にできます。
もちろん、国立大学への進学には学力が必要ですが、作業療法士をになるためには、40ほどの偏差値の専門学校や短期大学でもなることができるということです。
養成校の卒業・国家試験に関しては、やや難易度が高いものの養成校での努力次第では合格する可能性が高いため、世間的にみると難易度は低いと言われます。
3.業務内容はハード
作業療法士は給料が低いわりに、業務内容がハードなことが多いです。
日々の業務がハードなことはもちろんのこと、勉強会や自主的な勉強も強要されることがあり、残業をしなければならない職場も少なくありません。
さらに事務作業などの仕事と比較すると身体労働が多く、定年まで臨床で働き続けるためには、かなりの体力が必要となります。
給料と不釣り合いな業務内容に関しても、作業療法士は負け組と言えるでしょう。
作業療法士が負け組から勝ち組になるための対策
では、作業療法士が負け組から勝ち組になるためにはどのような対策が必要なのでしょうか?
負け組から抜け出す方法を考えると、単純に負け組の要素を消せばよいということになります。
先ほどの負け組の判断基準『年収』『プライベートな時間』『やりがい』の条件を向上させれば、勝ち組になれるということです。
作業療法士が、負け組の判断基準の条件を向上させ、勝ち組となるためには、3つの対策を取る必要があります。
作業療法士が勝ち組になるための3つの対策
- 転職
- 副業
- スキルアップ
1.作業療法士が勝ち組になるための転職
作業療法士が勝ち組になるためには、転職をすることが第一です。
特に、転職を第一に考える人は『年収が低い人』『残業が多い人』『やりがいがないと感じている人』です。
作業療法士が転職を成功させることで、得るメリットは年収を上げることやライフワークバランスを整えることなどがあります。
つまり、転職することは作業療法士が、負け組から勝ち組になる対策となるのです。
しかし、転職にもコツがあり、失敗してしまうと今後の作業療法士キャリアに傷をつける可能性もありますので、適切な転職の方法を知っておきましょう。
転職の際に以下のような特徴を持つ人は、作業療法士の転職に失敗しやすい傾向にあります。
作業療法士転職に失敗する人の特徴
- 限られた求人しか見ていない
- 転職の時期を見定めていない
- 転職を焦っている
- 転職の理由が曖昧
- 金銭面の条件しか見ていない
- 希望条件の妥協が大きい
- 職場の見学をしていない
- 誰にも相談せずに転職活動している
詳細>>『【作業療法士転職】転職失敗する人の特徴と成功方法』
転職する際には、上記の特徴がないか注意をして転職活動を進めましょう。
転職の際は、ハローワークに掲載されていない非公開求人も豊富なエージェントがおすすめです。
>>【現役OTが選ぶ】作業療法士におすすめの転職エージェントランキング
2.副業をして年収を上げて負け組脱出
作業療法士が負け組と判断される最も大きなポイントは、給料の低さです。
作業療法士の給料は、日本人の平均年収を下回っており低い方に分類されます。
つまり、作業療法士の低所得問題を解決しないことには、負け組から脱出し勝ち組への移行をすることができないのです。
そして、作業療法士が年収を上げるためには『給料の高い職場への転職』か『副業や起業』の選択肢しかありません。
全国の平均年収を上回る、年収500万円ほどであれば転職で達成するのは難しいことではありません。
しかし、年収600・700と上がるにつれて、作業療法士が達することは困難になっていきます。
作業療法士が、年収700万円以上目指すうえで必ずと言ってよいほど必要となるのが『副業』です。
給料の高い職場に転職をして、さらに稼ぐために副業をする。
この流れが、年収面で負け組から勝ち組へ加わることの近道といえるでしょう。
しかし、自分に合っていない副業を無理に続けると健康に害を及ぼしたり・ストレスをためてしまうことに繋がりません。
副業を数多くしてきた中で、作業療法士におすすめする副業を下の記事にまとめています。
>>作業療法士におすすめの副業10選!在宅で可能なダブルワークも紹介
収入を増加させて、勝ち組になりたいという方は是非参考にされて下さい。
3.作業療法士として需要を高めるスキルアップ
作業療法士が、勝ち組になる対策の最後は『作業療法士を極める』ということです。
具体的には、作業療法士として自身の価値を高めるために資格を取得したり、勉強会等に参加して技術などをスキルアップすることです。
作業療法士として、必要とされることによって必然的に仕事に充実感を得ることができますし、それほど誇りをもって仕事をすることができれば、世間が作業療法士をどのように思っていたとしても、負け組だと感じることはありません。
ライフワークバランスの充実や年収に興味はないという方は、作業療法士を極めてください。
必然的に、その他の報酬はついてくることになるでしょう。
作業療法士が負け組にならないためにすべき対策【まとめ】
作業療法士は、職場にもよりますが年収や残業時間を考えると負け組と言われても仕方ない職業であると思います。
しかし、年収や残業の多さなどは転職や副業をすることで補うことができますし、必ずしも負い目に感じるポイントではありません。
私も作業療法士を現役で続けていますが、作業療法士のやりがいや患者さんの治療がうまく進行した際の喜びは計り知れません。
それだけで、作業療法士が負け組か勝ち組かはどうでも良いと感じますが、世間からの評判や年収などを気にする方も多くいるはずです。
少しでも、理想の職業となるように勝ち組となる対策を取ることは必要なのかもしれませんね。