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私自身作業療法士をしていて、非常に良い仕事だと思います。
しかし、とにかく年収が低い。
作業療法士で年収1000万円稼いでいる人はほとんどいないでしょう。
それどころか、作業療法士は年収600万円・年収700万円を得ることすら簡単ではない職業なのです。
作業療法士の平均年収は以下の表のようになっており、408万円。
全国の平均年収は国税庁によると461万円(国税庁)であることと比較すると作業療法士の給料は低いと断言できますね。
作業療法士の給与 |
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平均年収 | 408万 |
平均所定内給与額 | 28.1万 |
年間賞与及びその他特別給与額 | 70.2万 |
表のように、作業療法士の給料は低く年収1000万円には程遠いのですが、作業療法士が年収1000万円を目指す方法もあります。
現在の年収が400万円前後である作業療法士が多い中で、年収600万円・700万円を目指すことも可能です。
そこで、今回は作業療法士が年収1000万円を目指す方法。
年収1000万円もいらないけど、年収600・700万円は欲しいという方のために、金額別の年収アップ方法を解説します。
年金の減少も予測され、老後2000万円が必要と言われる現代では、働ける今から老後資金を準備しておく必要があります。
ぜひ、この記事を参考に年収の上昇を図ってみてください。
関連記事:作業療法士はやめとけと言われる理由を現役OTが考えてみた
作業療法士が年収1000万円になる方法。600万・700万円のステップも紹介
作業療法士の給料で年収1000万円は難しい
そもそも、作業療法士の給料で年収1000万円を目指すことができるのでしょうか。
結論から言うと、作業療法士の給料のみで年収1000万円を目指すことはほとんど不可能でしょう。
ほとんどと言ったのは、アメリカに移住し作業療法士となれば不可能ではないからですが、非常に壁は高く現実性に欠けますよね。
アメリカで作業療法士をして、年収1000万円目指せるということの詳細はこの記事でも紹介していきます。
ただ、日本に居住していて作業療法士の給料のみで年収1000万円というのは、かなり難しいでしょう。
つまり、作業療法士が年収1000万円を目指すためには、作業療法士の給料以外の収入を得る必要があるということです。
そう考えると、真っ先に浮かぶのが副業かと思いますが、副業以外の方法もありますので紹介していきます。
作業療法士が年収1000万円を目指す方法
早速、作業療法士が年収1000万円を目指す方法を紹介します。
作業療法士が年収1000万円を目指す方法は全部で5つあります。
作業療法士が年収1000万円を目指す方法
- 副業をする
- 開業する
- 昇進する
- 大学教授になる
- アメリカで作業療法士をする
1.副業をする
作業療法士が年収をアップさせるには副業を始めることが、最も簡単でしょう。
副業と聞くと、株などの投資やユーチューブなどのクリエイティブな内容を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、作業療法士を生かして副業をすることもできます。
例えば、休日開業に近い形で整体を開いたり、パーソナルトレーナーやヨガインストラクターとして顧客契約を結び、徐々に信頼を得ることで年収1000万円を目指すことは不可能ではないでしょう。
もちろん、作業療法士と関係なく在宅でできる簡単な副業などもありますので、休みの日まで作業療法士業務をしたくないという方は、ライティングや自分の趣味を生かすことができる副業を選択してみると良いでしょう。
作業療法士が副業をする際に最も重要なのは、如何にストレスをためずに行うことができるかです。
ストレスをためないためには、自分に合った副業を開始することが重要となりますので、以下の記事を参考にして自分に合った副業を選択しましょう。
>> 作業療法士におすすめの副業10選!在宅で可能なダブルワークも紹介
2.開業する
作業療法士が、年収1000万円を目指すためには開業するという方法もあります。
開業のメリットとしては、若いうちからでも年収1000万円を目指すことが可能だということです。
デメリットは金銭的なリスクが伴うことや、ハードルが高いということです。
作業療法士が開業をする際に考えられる事業の形はいくつかありますが、それぞれ方法によっては年収1000万円を十分に目指すことができます。
- 就労移行支援事業
- 就労継続支援事業
- 整体
- リラクゼーションサロン
- デイサービス
3.昇進する
仕事を極めることで、作業療法士が年収1000万円を目指すことも可能です。
しかし、作業療法士科長や室長・主任程度では年収1000万円を目指すことは困難です。
作業療法士として長年のキャリアと技術を積み、信頼を得ることができれば施設長などになることも不可能ではありません。
より、地位の高い役職になることができれば年収1000万円を目指せる可能性がありますので、本業に専念しつつ年収1000万円を目指したいという方にはおすすめの方法です。
しかし、地位の高い役職になるためには、周囲の評価や運も必要となりますので確実性は低いという認識が必要です。
また、スキルや知識が圧倒的な方でなければ務まりませんので、スキルアップも若いうちから怠らないようにしましょう。
具体的なスキルアップの方法はこの記事を参考にしてください。
4.大学教授になる
作業療法士の大学の先生。つまり、大学教授になることで年収1000万円を超えることも可能です。
特に、私立大学の教授であれば年収1000万円を達成する可能性は非常に高いでしょう。
しかし、教授になるためには博士号の取得や論文作成などが必要となるため、非常にハードルが高いという覚悟が必要です。
また、大学教授になったとしても論文作成などから免れることはできませんので、単純に年収に魅かれて教授になるというのはお勧めしません。
5.アメリカで作業療法士をする
日本の作業療法士の年収は日本人の平均年収よりも低く、低所得な職業ですがアメリカでは異なります。
アメリカの作業療法士の年収中央値は、74000ドル。2022年9月現在の日本円に換算すると約1,054万5,817円という年収になります。
アメリカでは、作業療法士の給料だけで1000万円を超える年収を得ることが可能なのです。
しかし、注意点としてはアメリカに移住するということ自体のハードルが高いこと。
そして、アメリカに行ったとしても博士号の取得や英語の勉強が必要です。
英語に関してもアメリカで作業療法士をすることができるかどうかの判断基準となりますので、努力を惜しむことはできません。
それほどの努力が可能であり、アメリカでの生活にあこがれているという方は、是非アメリカで作業療法士を目指してみてください。
作業療法士が年収目標ごとにやるべきこと
続いては、作業療法士が目標とする年収ごとに必要なやるべきことを解説します。
500万円・600万円・700万円の年収を作業療法士が、やるべきことは何なのでしょうか?
作業療法士が年収500万円を目指すためには
まず、作業療法士が年収500万円を目指すのは難しいことではありません。
確かに、作業療法士の平均年収は408万円ですので、全員が年収500万円を達成することはできないかもしれません。
しかし、年齢が上がるにつれて昇給や役職手当の付与が増加しますので作業療法士の給料だけでも40~50代となれば年収500万円となることは可能になるでしょう。
そのためには昇給のある職場を選択して福利厚生の充実した職場で働くことが最低条件となります。
現在、転職が可能だと考えられる場合は、より良い条件の職場への転職を検討しましょう。
就職するべき年齢や時期・就職先の選び方をまとめていますので確認の上、好条件の求人を見つけましょう。
作業療法士が年収600万円を目指すためには
作業療法士が年収600万円を目指すことは、少し難易度が高まります。
作業療法士が年収600万円を目指すためには、副業をすることや公務員作業療法士になる必要があります。
>> 作業療法士が公務員として勤務する方法と給料【デメリットもあり】
副業に関しては、休みの日に非常勤で訪問リハビリ等の業務を行うことで可能です。
非常勤の仕事を探すのであれば、ハローワークよりも以下の転職エージェントの方が条件の良い求人が豊富ですので、登録して求人を確認してみてください。
作業療法士の非常勤に強い転職エージェント
求人数がもっとも多く、非常勤の求人も多数
大手マイナビのエージェント。信頼性トップレベルで安心の転職ができる
介護施設の求人も豊富で全体的な求人数もトップクラス
作業療法士が年収700万円を目指すためには
作業療法士が年収700万円以降を目指すのは非常に難しいことです。
年収700万円を達成するには、他の方が持っていないスキルを身に着けたり特別な役職に就くことが必要になります。
もしくは、副業に力を入れて取り組む必要があるでしょう。
しかし、年収1000万円と比較するとハードルは低いため、年齢を重ねながら副業をするだけで達成することができる可能性もあります。
作業療法士が年収を上げる最良な方法は転職+副業
作業療法士が、年収1000万円を目指す方法として、いくつかの方法を紹介しましたが私がおすすめする年収を上げる方法は『転職+副業』です。
まず、年収1000万円を目指すためには作業療法士としての給与を増加させる必要があります。
作業療法士の高年収求人例
職種 | 作業療法士 |
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地域 | 東京都稲城市 |
雇用形態 | 常勤 |
給与 | 【月給】経験やスキルによって決定 |
施設形態 | 訪問リハビリ |
クリニックにて訪問レバウェルリハビリ(旧リハのお仕事)です。臨床経験が2年以上の方が対象です。 ●月~金までの週5日勤務ですが、週40時間を満たしていればお休みもシフトで相談可能です◎ ●頑張り次第で年収500万円も目指せます!結果が出れば更にインセンティブもあります♪
引用:PTOTSTワーカー
作業療法士のエージェントの中でも、もっとも求人数が多く非公開求人も豊富な『PTOTSTワーカー』で、高額求人を検索すると以下のような求人が出てきます。
年収500万円を超える求人は多くあり、中には年収700万円を超える求人も存在します。
このように、より高い年収の職場に勤めることが可能であれば、年収1000万円に近づけるということです。
そして、残りは副業に専念すれば年収1000万円も夢ではありません。
もし、本気で高年収の職場で働きたいのであれば『転職エージェント』を利用してください。
転職エージェントでは、ハローワークにはない非公開求人がありますので、より自分に合った求人を見つけることができます。
>>【現役OTが選ぶ】作業療法士におすすめの転職エージェントランキング
作業療法士が年収1000万円を目指す方法【まとめ】
作業療法士が、年収1000万円を目指すことは不可能ではありませんが、かなりの努力が必要です。
そもそも、なぜ年収1000万円必要なのか。
努力をする前に考えることも必要であると感じます。
実は、年収1000万円の方の幸福度と700万円の方の幸福度はほとんど違いがないことが知られています。
現在、700万円に年収が達していないという方は、まず700万円を目指しましょう。