【不利になる?】理学療法士の転職回数が多くなるデメリット

【不利になる?】理学療法士の転職回数が多くなるデメリット

理学療法士は、国家資格を要する医療職です。

正直、給料は高くないですしパワハラが起こることも多い仕事の一つですのでデメリットの多い仕事であるとは感じます。

しかし、理学療法士は転職がしやすいという大きなメリットもあるのです。

事実、理学療法士は一つの職場で1年しか働かずに転職する方も多くいます。

それほどに、現在のところ理学療法士は求人が豊富であり、国家資格の強みを大いに利用することができるのです。

ただ、転職回数が多くなりすぎることに抵抗がある理学療法士も少なくないはずです。

今回は、理学療法士の転職回数が多くなることのデメリットなどを紹介していきます。

現在、転職に悩んでいる理学療法士の皆さん。

スキルアップの目的であったり、どうしても同じ職場で理学療法士を継続することが困難だと感じる場合は、すぐに転職するべきです。

しかし、やみくもに転職活動をしていては理想の職場にたどり着くことができず、転職の回数を無意味に多くするだけです。

そこで、おすすめする転職方法が『理学療法士の転職エージェント』を利用することです。

転職エージェントでは、あなたに合った求人を紹介してくれる他、事前に職場の環境や細かな労働条件等も調査してくれるため、転職で失敗する確率を減らすことができるのです。

理学療法士の転職エージェントの種類は数多くありますが、『PT・OT・STワーカー』は求人数が多いため利用することをおすすめします。

加えて、非公開求人が多い『レバウェルリハビリ(旧リハのお仕事)』も利用すると良いでしょう。

 

PT・OT・STワーカー公式サイト >>

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【不利になる?】理学療法士の転職回数が多くなるデメリット

理学療法士の転職回数が多い理由

理学療法士の転職回数が多い理由

まず、理学療法士という職業事態が転職回数の多いものと言えます。

厚生労働省が発表している『平成30年賃金構造基本統計調査』によると、リハビリ職の勤続年数は平均6.1年。全職種の平均が11年ほどであることを考慮するとこの数字はかなり低いということが分かります。

更に、現職の理学療法士であれば感じるかと思いますが、転職を考えている人は非常に多い状況にあるのです。

では、理学療法士は何故こんなにも転職が多いのかを考察してみましょう。

1. キャリアの成長と専門化

理学療法士は、自身のキャリアを発展させるために新しい経験やスキルを獲得したいと考えることが多い専門職です。

特定の専門分野に進む、新しい治療法やテクノロジーを学ぶ、または教育や研究に携わるために、異なる職場や設定での経験を積みたいという理学療法士が数多くいるのです。

そのため、他の職業と比較すると転職の回数が多くなる可能性があります。


2. 職場環境の違い

異なる病院、リハビリセンター、介護施設、学校、訪問診療など、さまざまな理学療法の職場環境が存在します。

個々の理学療法士にとって、特定の職場環境が合わない場合、新しい環境での仕事を探すことが理由となることがあります。

このように、働く場所が様々である専門職であることが、理学療法士の転職をするきっかけになっていると考えられるのです。

3. 働きやすさと生活の変化

転職は、通勤距離の削減、労働条件の改善、ライフワークバランスの確立など、個人の生活に合わせて働きやすい環境を求める場合に起こります。

家庭の状況や健康の問題が変わった場合も転職を検討することがあります。

 

4. 給与と福利厚生

給与や福利厚生の差異は、理学療法士の転職を促す要因となることがあります。

他の職場でより高い給与や福利厚生を提供する場合、転職を考えることがあります。

理学療法士の平均年収は418万円であり、この年収は全国平均の461万円よりも大幅に低いのです。さらに、現実的なことを言うと理学療法士は、中学校卒業程度の方よりも生涯年収が低いというのが現実です。(参考:令和2年賃金構造基本統計調査

この現状から、現在の職場の給料に満足をしていない理学療法士が多いため転職の回数もおのずと多くなっていくと考えられるのです。

5. 人間関係と職場文化

職場での人間関係や職場文化が合わない場合、理学療法士は新しい環境で働くことを選択することがあります。良好な労働環境は、仕事の満足度に大きな影響を与えます。

理学療法士として働いている人のほとんどが感じることかと思いますが、理学療法士という職業はパワハラが多かったり、スキルアップや残業の強要が多い職業です。

そのため、少しでもライフワークバランスを整えようと転職を繰り返してしまう方も少なくないでしょう。

理学療法士の転職回数が多くなるデメリット

理学療法士の転職回数が多くなるデメリット

理学療法士の転職回数が多くなると、いくつかのデメリットが考えられます。ここでいくつか紹介していきます。

1.専門知識を深めにくくなる

転職回数が多いと、一つの職場での経験が浅くなり、特定の専門知識やスキルを深めにくくなる可能性があります。

先ほど、理学療法士の転職する回数が多くなりやすい理由でも解説した通り、理学療法士は働く場所の種類が多くあります。

例えば、病院や施設・訪問リハビリがあり、その中でも病院の専門科や病期に応じて理学療法士として学べるスキルは異なるのです。

転職する回数が多くなり、一つの職場の経験が短くなってしまうと理学療法士としての専門性が中途半端な状態となり、安定性が乏しくなる可能性があるのです。

2.適切な職場選択の困難さ

頻繁な転職は、次の職場を選ぶ際にも課題を提供します。選択した職場が実際の希望やキャリア目標に合致しない場合、また転職を迫られる可能性が高くなります。

何度も転職を繰り返すにつれて、転職への抵抗が少なくなり、完ぺきな職場が見つかるまで頻回に転職を強いられることになるかもしれません。

3.将来の雇用への影響

転職回数が多いと、将来の雇用機会に影響を及ぼす可能性があります。一部の雇用主は、頻繁な転職を不安定な要因とみなすことがあります。

特に、転職の理由が明確ではない場合は雇用主から長期間の就労が困難だと判断されるかもしれません。

4.退職金や福祉制度の損失

一つの職場で長期間勤務した場合、退職金や福祉制度などの福利厚生を受ける機会が増えます。転職が多いと、これらの給付を受けられない可能性が高まります。

退職金については勤続年数が影響するため、若いうちの転職はそれほど影響しませんが30代ほどで定年まで働く転職先を見つけることができたらベストな選択となるでしょう。

 

理学療法士が転職を重ねるメリット

理学療法士が転職を重ねるメリット

理学療法士が転職を重ねることにはいくつかのメリットが存在します。以下にその一部を挙げてみましょう。

1. スキルの多様化

異なる医療施設や診療環境での経験を積むことで、さまざまな症例に対応するスキルを磨く機会が得られます。新しい技術や治療法に触れる機会も増え、専門知識を幅広く獲得できます。

積極的にスキルアップを目指すために転職を繰り返すことは大きなメリットに成りえるのです。

2. ネットワークの拡大

複数の職場で働くことで、多くの医療プロフェッショナルと知り合う機会が増え、プロのネットワークを構築することができます。このネットワークは将来のキャリア発展に役立つことがあります。

特に将来的に理学療法士として起業しようと考える場合などは、多くの職場で働くことが大きな力となるでしょう。

3. 職業的成長と適応力の向上

異なる環境での勤務経験は、柔軟性や適応力を養うのに役立ちます。新しい状況に適応し、さまざまな患者層に対応するスキルを高めることができます。

職場を変えることで得られるのはスキルだけではなく、『仕事の効率化』にもつながるということですね。

4. 給与の向上

転職によって、より給与が高い職場や特定の福利厚生を提供する場所を見つけることができるかもしれません。競争の激しい地域や特定の診療施設では、高給与のポジションが存在する可能性があります。

特に、理学療法士は職場によって給料や昇給額が大きく異なる場合がありますので、給与を上げるためには転職という選択が一番の近道でしょう。

5. 職場環境の選択肢

転職を繰り返すことで、理学療法士は異なる職場環境を試す機会を得ます。病院、リハビリセンター、スポーツクリニック、学校、自営業など、さまざまな選択肢から自身に合った環境を見つけられます。

ただし、転職を重ねる際には慎重に計画を立て、自身のキャリア目標に合致する職場を選ぶことが重要です。適切なタイミングと理由に基づいた転職は、理学療法士のキャリアにとってプラスに働くことがあります。

 

これ以上転職回数を増加させないための方法

これ以上転職回数を増加させないための方法

理学療法士が転職を繰り返すことにメリットがあるとはいっても、デメリットがある以上できるだけ少ない転職回数で理想の職場に出会うのが理想です。

理学療法士が転職回数を増加させないために、以下の方法を考慮することが重要です。

1. キャリアの計画と目標設定

自身のキャリア目標を明確にし、将来の職業的な方向性を設定します。これにより、転職を慎重に検討し、目標に合致する職場を見つける助けになります。

専門性を広げるために、やみくもに別のジャンルの職場へ転職するのではなく、将来的にどのような専門性を持つ理学療法士になりたいのかという点を予め考えておくことが必要です。

2. 職場選定の慎重さ

転職する前に、慎重に職場を選びましょう。

求人情報や面接時に、職場のカルチャーや価値観、仕事の内容、給与、福利厚生などを詳細に調査し、自身に合った場所を見つけるための時間をかけましょう。

しかし、職場の環境や人間関係、詳細な労働条件は実際に働いてみないと分からないことも多いですよね。

そこで、利用するべきサービスが『理学療法士の転職エージェント』です。

理学療法士の転職エージェントは、求人を紹介してくれるだけではなく、詳細な職場情報を調査してくれます。

そのため、職場選定で失敗する危険性を最大限まで減らすことができるのです。

また、ハローワークや他の転職サイトには掲載されていない求人も存在しますので、まずは求人を探すために登録することをおススメします。

理学療法士の転職エージェントの種類は数多くありますが、『PT・OT・STワーカー』は求人数が多いため利用することをおすすめします。

加えて、非公開求人が多い『レバウェルリハビリ(旧リハのお仕事)』も利用すると良いでしょう。

 

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3. プロフェッショナルな発展

継続的な学習とスキルの向上に取り組みましょう。新しい治療法やテクニックを学び、専門知識を深めることで、現在の職場での充実感を高め、転職を減らす要因になります。

4. コミュニケーションの強化

職場でのコミュニケーションを強化し、問題や不満を解決しやすくすることが大切です。適切な対話を通じて、職場の改善に向けた取り組みを行いましょう。

職場の人間関係を保つためには、仕事以外の雑談力や徹底した報告・連絡・相談が必須となります。

人間関係に悩んでいる方で、コミュニケーションを重要視されていない方は一度コミュニケーションに気を配ってみましょう。

コミュニケーションを取れなければ、転職を繰り返す危険性が上がってしまいます。

5. ストレス管理とワークライフバランス

過度のストレスやワークライフバランスの悪化は、転職の要因になります。ストレスを管理し、充実感のある日常生活を維持することが大切です。

まずは、残業が少なくワークライフバランスを整えることができる職場への転職を行い、職場に定着することが重要となります。

6. 転職の前に相談

転職を検討する際に、信頼できるメンターやキャリアカウンセラーに相談することが役立ちます。専門家のアドバイスを受けることで、冷静な判断ができるでしょう。

先ほども紹介した理学療法士の転職エージェントでは、簡単に無料で転職についての相談をすることができるため、本気で転職を成功させて一つの職場に定着したいのであれば利用してみてください。

転職エージェントについては以下の記事に記載していますので参考にしてください。

>> 理学療法士(PT)におすすめの転職サイト・エージェントランキング

7. 長期的な視野を持つ

現在の職場での経験やスキルの積み重ねが、将来のキャリアに貢献する可能性があることを考えましょう。短期的な不満に囚われず、長期的な視野を持つことが大切です。

転職を減らすためには、キャリアを慎重に計画し、現在の職場で充実感を持ちながら成長することが重要です。また、転職を検討する際には、将来のキャリアに与える影響をよく考えることが必要です。

理学療法士の転職回数が多いと不利になる?

理学療法士が転職回数を重ねることは、今後の転職に不利に働く危険があります。

2・3回の転職で大きく悪い印象を与えるかと言われるとそうではありませんが、明確な理由がない転職回数の増加や短期間の転職を繰り返す行為はできる限り避けるようにしましょう。

しかし、理学療法士にとって転職は重要であるため、全く転職をしないことが良いわけではありません。

スキルアップや給料のアップのためにも、転職をしてできる限り早い段階で、理想の職場を見つけましょう。