【高年収!?】理学療法士が総合病院で働くメリットやデメリット

【高年収!?】理学療法士が総合病院で働くメリットやデメリット

理学療法士が働く場所は、病院や介護施設など様々です。

その多様性から、働き方を選択しやすいというのが理学療法士という職業のメリットでもあります。

しかし、実は80%近くの理学療法士は病院で勤務しているのです。

今回は、病院の中でも『総合病院』で働く理学療法士に焦点を当てていきます。総合病院で働くメリットやデメリット、さらには総合病院で働く理学療法士の年収や待遇についても解説していきます。

ちなみに、総合病院で理学療法士が働くことはデメリットも多く存在します。

総合病院に大きなこだわりがない場合は、民間病院の好条件な職場へ転職することもお勧めします。

実際問題、総合病院でなくても年収600~700万円を目指すことが可能な民間求人も存在します。もし、高年収の理学療法士になりたいという方は、すぐに応募が殺到する求人も多いため、早期に行動しましょう。

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【高年収!?】理学療法士が総合病院で働くメリットやデメリット

理学療法士として総合病院での働くことを検討していますか?総合病院には魅力的な点が多く、一方で注意すべき点もあります。転職を考える現役の理学療法士の方に、総合病院での勤務のメリットとデメリットをまとめてご紹介します。

理学療法士も働く総合病院とは?

理学療法士も働く総合病院とは?

理学療法士としてのキャリアを考える際、総合病院での勤務は選択肢の一つとして頭に浮かぶかもしれません。

では、総合病院とは具体的にどのような場所なのでしょうか?まずは、総合病院そのものについてや総合病院での理学療法士の役割を理解しておきましょう。

総合病院とは?

総合病院は、多くの専門科を持ち、さまざまな疾患に対する治療や手術を行う医療機関です。一般的には、内科、外科、小児科、婦人科、眼科、耳鼻喉科など、多岐にわたる診療科が存在します。

市立病院や国立病院などは総合病院であることがほとんどです。

総合病院での理学療法士の役割

総合病院では、多種多様な疾患の患者さんが来院します。理学療法士は、これらの患者さんのリハビリテーションを担当し、日常生活の質の向上を目指します。具体的には、以下のような業務に従事します。

  1. 患者さんの評価:患者さんの身体機能や動作の評価を行い、リハビリテーションの計画を立てます。
  2. 治療計画の実施:患者さんのニーズや目標に合わせたリハビリテーションを行います。これには、運動療法や機能訓練、日常生活活動の指導などが含まれます。
  3. 多職種との連携:看護師や医師、作業療法士と連携し、患者さんの総合的な治療を推進します。

一つの診療科のみの病院と比較して異なることは、多種多様な診療科があることにより、患者さんの疾患や状態の幅が広いということです。

つまり、幅広い知識を身に着けていなければ総合病院で勤務することは難しいのです。

理学療法士が総合病院で働いた際の年収

理学療法士が総合病院で働いた際の年収

理学療法士として総合病院での勤務を考える際、気になるのが年収の部分ですよね。実際、総合病院で働く理学療法士の年収はどれくらいなのでしょうか?転職を考える理学療法士の皆さんのために、年収に関する情報をまとめてみました。

総合病院での理学療法士の年収は、勤務年数や資格、病院の規模や地域によって変動します。

また、民間の総合病院か公務員扱いとなる総合病院かという点で年収は大きく変動しますので注意が必要です。

民間の総合病院の年収

まずは、民間の総合病院の年収から見ていきましょう。民間の総合病院の年収につきましては統計的なデータがないため、いくつかの民間総合病院の求人における給与を参考にしてみましょう。

項目 総合病院A 総合病院B 総合病院C
基本給 182,000円 193,000円~250,000円 166,900円~181,600円
職務手当 30,000円
調整手当 15,000円 17,400円 10,000円
特勤手当 10,000円
資格手当 46,100円
皆勤手当 4,000円
住宅手当 7,000円(世帯主) 支給要件あり
通勤手当 実費支給 上限50,000円/月 上限あり 月額:100,000円 実費支給 上限35,000円/月
賞与 実績年2回 計4.5ヶ月分 実績年度 年2回・計4.2か月分 年2回、計4.2ヶ月分(実績)
昇給 実績2.0%~2.5%/月 月あたり1.50%(実績)
試用期間 3ヶ月(期間中の条件変更なし) 3か月(条件変更なし) 3ヶ月(同条件)

上記表では3つの総合病院をまとめてみましたが、初任給は手当等含めて20~25万円程度となっています。

総合病院だから初任給が高いというわけでもなさそうですね。

しかし、総合病院の理学療法士求人は、福利厚生や昇給において比較的好条件の求人が多い印象です。

公的な総合病院の年収

下記の表は、公的な総合病院(市立病院など)の年収例です。

項目 内容
初任給 180,000円〜200,000円 (地域や病院の規模により異なる)
昇給 年1回 (通常1.5%〜3.0%の範囲で実績による)
賞与 年2回 (計3.5〜5ヶ月分、病院の業績や実績による)
通勤手当 実費支給 (上限あり、通常20,000円〜50,000円/月)
その他手当 夜勤手当、資格手当、住宅手当など、病院や地域によって異なる

昇給なども人によって異なりますが、公務員扱いの理学療法士の特徴としては、初任給が低く昇給や賞与が比較的高めだということです。

また、福利厚生も整っているため安定した収入を望めます。

しかし、注意点としては副業が原則禁止であるということです。

公務員の理学療法士については、以下の記事に詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

理学療法士の年収を左右する要因

1. 勤務年数:勤務年数が増えるごとに、経験やスキルが向上するため、年収も上昇する傾向にあります。

2. 資格やスキル:特定の専門的な資格を持っている場合や、特殊なスキルを持っている場合、それが評価されて年収が上がることが期待されます。

3. 病院の規模や地域:都市部の大規模な総合病院では、年収が高い傾向があります。逆に、地方や小規模な病院では、それに比べてやや低めとなることが考えられます。

総合病院での理学療法士としての年収は、多くの要因によって変動します。転職を考える際には、自分の経験やスキル、希望する地域や病院の規模などを考慮して、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

総合病院での理学療法士のメリット

総合病院での理学療法士のメリット

総合病院で理学療法士が働くことは以下のメリットがあります。

1. 高年収が期待できる

総合病院では、多くの患者さんと接する機会があり、その分、報酬も高めです。特に専門的なスキルや知識が求められる場面も多いため、経験や資格に応じて高年収を期待できます。

一般的に理学療法士は年収が低い職業ですが、総合病院で勤務している場合は比較的高い収入が期待できるということです。

2. 充実した診療環境と連携の機会

総合病院は医療設備が整っているため、最先端の治療を学ぶことができます。また、多職種との連携も盛んで、看護師や医師との連携を通じて、チーム医療の経験を積むことができます。

総合病院は職員の数も多いため、多くの専門職と関わり自身の知識やスキルを深めることもできます。

様々な出会いも多いため、コミュニティを広げたいという方にもおすすめなのが総合病院です。

3. 幅広い疾患に対応できる

総合病院にはさまざまな疾患の患者さんが訪れるため、多岐にわたる疾患への対応が求められます。これにより、専門的な知識や技術を幅広く身につけることが可能です。

どんな疾患のリハビリも専門的に身に着けたいという方は、総合病院で働くメリットが大きいといえるでしょう。

総合病院での理学療法士のデメリット

総合病院での理学療法士のデメリット

総合病院で理学療法士が働くということはメリットだけでなくデメリットも存在します。いくつかいかにまとめてみます。

1. 勤務時間の制約と大勢の患者への対応

総合病院は患者さんの数が多いため、一人一人の患者さんとの時間が限られることがあります。また、病院の営業時間やシフトに縛られるため、勤務時間の制約が生じることがあるということです。

また、総合病院などの大規模の病院では書類の作成が徹底されていることも多く、リハビリテーションを提供している時間以外の労働時間が多くなる傾向にあります。

民間の小規模な病院と総合病院を比較すると、忙しくなり、残業時間が増加する可能性があるということは理解が必要です。

2. 忙しさとストレスがある

連携の機会が多い反面、患者さんの数が多いため、日常的な業務が忙しいことが多いです。その結果、ストレスを感じやすくなる可能性があります。

理学療法士は、激務であり身体的のみならず、うつ病などを発症する可能性も高くなります。

ゆったりとした勤務を求めているという方は、総合病院で理学療法士をすることに向いていないかもしれません。

できるだけ楽な職場で働きたいというのであれば、老人保健施設などの施設で勤務することをお勧めします。

3. 緊急・救急の対応も求められる

総合病院では、緊急や救急の患者さんも多く訪れます。そのため、急な対応が求められることが多く、それに伴うプレッシャーも感じることがあるでしょう。

特に急性期の患者さんと関わる機会も多いため、急変リスクを考えながら理学療法業務を進める必要があります。

 

理学療法士が総合病院の求人を探す方法

理学療法士が総合病院の求人を探す方法

理学療法士が総合病院の求人を探す方法には多くのアプローチがあります。下記にいくつかの方法を挙げてみます:

1. オンライン求人サイト

理学療法士として総合病院の求人を探しているなら、理学療法士専門の求人サイトが非常に便利なサービスとなります。これらのサイトは、理学療法士の専門性を考慮に入れ、関連する求人を集中して提供してくれます。

一方で、一般の求人サイト、例えばIndeedなども、理学療法士の総合病院求人を見つけるための求人を提供しています。どちらのアプローチも組み合わせることで、様々な病院の求人を比較し、あなたのキャリア目標や勤務条件に最も合ったポジションを見つけることができるでしょう。

2. 専門誌やウェブサイト

専門誌を活用するのも一つの方法です。理学療法の専門誌は、同業界の最新ニュースや情報だけでなく、しばしば新しい求人情報も掲載しています。

そのため、これらの誌面をチェックすることで、特定の分野や地域に特化した求人情報を知ることができる可能性があります。

加えて、理学療法士の協会や団体のウェブサイトも、理学療法士向けに特別な求人情報を提供していることがあります。こうした専門機関は、特定の専門職に焦点を当てており、よりマッチしたポジションを見つけるのに役立つ可能性があります。これらの多彩な情報を活かし、理学療法士としての次のステップに繋がるチャンスを見つけてください。

3. 総合病院の公式ウェブサイト

希望する総合病院が決まっている場合は、総合病院の公式ウェブサイトを頻繁にチェックすることも有効です。

多くの病院のウェブサイトには、『採用情報』といった項目があり求人情報を記載しています。

公式ウェブサイトから求人を見つけるメリットとしては、情報が正確であり詳細な情報が記載されていることが多いという点です。

狙いの総合病院が決定しているのであれば、採用情報が出ていないか頻回に確認しておきましょう。

4. 理学療法士の転職エージェントを利用する

最もおすすめしているのは、専門職をターゲットとした理学療法士の転職エージェントを利用する方法です。

転職エージェントを利用するメリットは、転職活動が格段にスムーズかつ効率的に進行することが期待されることです。

まず、転職エージェントは、業界に精通しており、理学療法士としてのあなたのスキルと経験を最大限に活かすことができる求人情報を提供してくれます。専門的な知識と広範なネットワークを有するエージェントは、他の求人サイトなどにはない未公開のレアな求人情報を提供してくれることもあります。

更には、実際の現場の雰囲気や給与情報など入職してみなければ分からないことも、仲介に入り調査をしてくれるのです。つまり、求人と求職者のミスマッチを格段に減らすことができるのが、理学療法士の転職エージェントを利用すると可能になるのです。

理学療法士の転職エージェントの種類は数多くありますが、『PT・OT・STワーカー』は求人数が多いため利用することをおすすめします。

加えて、非公開求人が多い『レバウェルリハビリ(旧リハのお仕事)』も利用すると良いでしょう。

その他のおすすめは、以下の記事に記載しておりますので参考にしてください。

>>理学療法士(PT)におすすめの転職サイト・エージェントランキング

 

理学療法士が総合病院で働くメリットやデメリット【まとめ】

総合病院での理学療法士の業務には、高年収、充実した診療環境、そして多様な疾患への対応スキルの獲得といったメリットがあります。

一方で、多くの患者と接するストレス、勤務時間の制約、そして緊急・救急対応のプレッシャーなど、多忙かつ要求されるスキルや対応が多いというデメリットも存在します。

理学療法士として総合病院での勤務を検討する際には、これらの点をバランスよく考慮し、自身のキャリアパスやワークライフバランスを見極めることが重要です。